- 亘 尾関
- 2022年10月3日
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「秋は夕暮れ 夕日のさして、山の端いと近うなりたるに、烏の寝どころへ行くとて、三つ
四つ、二つ三つなど、飛び急ぐさへあわれなり。・・・・・・」
『枕草子』での清少納言の秋のエッセンス。ですね。
京都の秋は夕陽を受けた遠くの山々をいつもより間近にさせます。
寝ぐらに急ぐ烏、列をつくって大空高く渡っていく雁、草むらの虫の声、これらは時代を超えて秋の風物詩ですね。
うなぎ屋は役目を終えて、実りの秋の美味しい旬のものに、シテの座を譲って、秋をしんみり過ごすことにしましょうか。
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